自分を表す「記号」であり「信念」でもある、名前というものについて。私自身の体験と価値観のお話をしますね。
ビジネスネームという概念、10年前に比べると随分と一般化してきているのかな?と私の経験上では感じるんですが(2023年6月時点で)、皆さんの周りではいかがでしょうか?
選択的夫婦別姓制度に関しましては、私自身が旧姓併記の手続きをしたこともあり興味津々のトピックです。法整備を求む一市民であります。
さて・・・皆さんはご自身のお名前、好きですか?私は大好きです。だからこそ、けっこう色々思うところがありましてね。
私のリアルな体験談や個人の価値観が、読まれた方のヒントや考えるきっかけになれたら嬉しいなと思い、したためます。
「リノ」は「幸地涼子」です。
ワタクシ、各SNSや自身のコンテンツでもずっと「リノ」というビジネスネームを前面に出してきました。
ですがこの度、実名の「幸地涼子(こうちりょうこ)」で活動していくことにいたしました♪
皆さま、改めてよろしくお願いいたします。
昔から私のことを「リノちゃん」と呼んでくださっている皆さまは、そのままどうぞリノちゃんとお呼びくださいませね^^(呼びやすい方で大丈夫です~♪)
ちなみに幸地(こうち)は私の生まれ持った姓で結婚後の姓は山内です。
なぜ「リノ」と名乗っていたのか?
独立時につけた屋号が始まり
リノに至る前に実は一段階ありましてね。
私はかつて開業届を出した時はオフラインで活動をしていて(2014~2016年)、結婚後の「山内」でお仕事をいただいていました。グラフィックデザインをしていたころのお話ですね。
個人事業主でも開業届には屋号を設定してもいいですよということだったので、自分の名前をもじった言葉を使いたいな~と考えていました。
私は結婚で姓を変えたので、一生変わることのない「涼子」でひとつ考えてみるかと。
漢字、部首、それぞれの意味を調べてみたり、ほかの国の言葉で「涼しい」という意味の単語を調べてみたりしました。
そのなかでピンときたのがハワイ語。
という意味を見つけたんです。結構ハワイマッサージなどのリラクゼーションサロンさんが使っている単語ということも分かりました。
私はそこに「アーティスト」「クリエイター」でありたいという想いを加えて
「オル・クリエイト」を屋号にしたんです。
「ふわっと風の吹いたような涼しい心地よさを創る」という英文法はガン無視した命名です(ドヤァ…笑)
広大なweb集客の海へ漕ぎ出す装備として
その後、事業内容を心理系に変えて2016年頃からWeb集客を始めたわけですが…
当時の私は自分の名前をインターネット上に増やしていくことが…すごくすごく、怖かったんです。個人情報をさらすだなんて!みたいな気持ちでした。
私の世代だと当時はまだ実名でSNSをバンバン更新しているのは「リア充」な「陽キャ」のキラキラした生活だけという偏見もありましたね(ごめんなさい本当ごめんなさい笑)。
でも、自分の信念を仕事で実現していくには発信する必要があって。怖いだのなんだの言ってる場合じゃなかったんですよね。
そこで!そんな自分の恐怖心を守るために顔写真と共に自分を表す記号としてのビジネスネームをつくろう!と思い至りました。
要は、「Web上で見せているこの顔とこの名前の人は実際に存在していますよ~」という信頼関係が成立すればいいワケですからね。
「涼子」の「り」とハワイ語で探す
「涼子」という名前とリンクさせた単語はすでに屋号で使っていたので、んじゃ今度は「り」という音で探してみよう!となり、ハワイ語でまた調べてみると・・・
lino(リノ)
光り輝く、明るく照らす、編む、結ぶ
という意味だったので「コレだぁ~!」と即決しましたね!
私がコーチとして皆さんの光であれるように。皆さん一人ひとりの光が私との出会いで輝きを取り戻せるように。色とりどりの光が世界を明るく照らせるように。そして、温かいご縁を結び、それぞれのストーリーが布のように編まれて広がっていくように。
これしかないと導かれるように、自然とたどり着いた名前でした。
なぜハワイ語なの?
あ、そうそう。ハワイは行ったことないですよ(笑)でもハワイの文化が好きなんです。愛おしいとでも言いますか。
私は自分のルーツが半分、沖縄でして。父が沖縄人です。母は宮崎人。私自身の生まれ育ちは大分ですけどね。
なので、沖縄の食文化や方言などに親しみがあって大好きでした。その歴史を学んだ時は悲しい過去と、現代における「占領」に言いようのない切なさと悔しさとを感じましたし、でもそんなもの、みじんも感じさせない底抜けの明るさと、自然の驚異と共にありのままを生きている、そのすべてが自分のルーツとして馴染む感覚があったんですね。
で、それはハワイの文化にも共通するものを感じたんです。古来より自然のすべてに神を見出し恵みに感謝するアニミズムと、現代文明や「アメリカ」ナイズドされた観光地としての役割と、すべてがごっちゃごちゃに共存している感じ。行ったことないくせにねぇ・・・
そんなこんなで、自分のルーツの沖縄と似てるし、言葉の響きも好きだしという理由で選びました^^
リノも、想いのこもった名前なのです
これからも、アーティストとしての活動名に使っていくつもりです。
〔いらすとサプリ〕の発表やお歌を歌う時なんかは「Lino」でいきますんで、どうぞ一つ、よろしくお願いいたします。
なぜ旧姓をつかうのか
結婚する際、当然ですが選択的夫婦別姓ができなくて「え~幸地じゃなくなるのイヤだな~」って、ずっと思ってきました。(山内がイヤって訳じゃないんですよ、幸地を捨てるのがイヤだったんです)
会社員として生きていく人生であれば、私は社内では旧姓のままで手続きを申請していたと思います。それくらい、「幸地」の姓が大好きなので、わざわざ公的証明証にも併記しています。(住民票と保険証、マイナンバーカードには幸地って併記。)
「名字が一つになる喜び」を感じる人もいると思いますが、私はそれぞれのルーツを持ちあったままで、ひとつの家族を創れる方が喜びは大きく、広く深いです。なんで名字が違ったらダメなんですか(笑)
「一体感」だとか「子どもの差別が」だとかのご意見も、あなたはそう思うんですね~とは受けとめられますが、親子で名字が違っても素晴らしい一体感のある家族もいますし、「差別は名前のせいじゃない」というご意見もあるので、、、ようは「お家制度」を存続したいのか「個人の尊重」を拡張したいのかじゃないかと個人的には思います。
選択的夫婦別姓を広めたいんです
山内になりましたけどね。幸地で生きててもいいじゃないですかと思うんです。山内さんトコの幸地さんですよって。私の生きているうちに日本も選択的夫婦別姓が採用されて欲しいなと思います。もちろん、マネーロンダリングだとか戸籍詐称とか犯罪に利用されないように法整備はこれから必須でしょうけども。
誰しも親から受け継いだ名前をもって生きているんですから、結婚したら必ずどちらかは名字を捨ててくださいなんて!何の罰ゲームですか?って思います。
「捨てる」という言葉のチョイス、私にしては過激な方だと認識してますが、姓を変えることにそれだけの覚悟をもっている人間もいることを知って欲しいな~なんて思って、あえて、書いています。
別に名前が変わってからも幸地の実家との縁は変わらず紡いでいるんですけどね。
私という存在を、残していきたいなと。
人生の諸先輩方からしたら、まだまだガキんちょな私ですけども、それでも30代後半にもなってくると「自分は何を残せるのか」ということも意識し始めるのです。
11歳頃の私の「地球に住む人間も動物も植物も、みんなが平和に幸せになったらいいのに」という願い、その願いは「幸せな地球」という自分の名字に入っているじゃないか!と嬉しくなった20歳前後の私の感動を、あの頃の倍近く生きた私が「大丈夫、忘れてないよ。大人として、世界を創っていくよ」って言えるようにしたいなと思うのです。
リノとしての私も想いは同じですが。これからもっと多くの人に出会っていこうと動くタイミングがきたので。幸地涼子として、コーチ活動を進めていくことにしました。
それに…「コーチのこうち」って、ちょっと面白いでしょ。ふふふ。(え?おもんないですか?そんなぁ…)
幸地涼子ですし、リノです。これからもどうぞよろしくお願いします!
‘olu ‘olu (オルオル)
涼しい、心地よい、ふわっと風の吹いた気持ち良さ